小細胞肺がんについて

小細胞肺がんについて

肺小細胞がん(小細胞癌)を理解する

肺小細胞がん(小細胞癌)治療の第一歩は正しい現状把握から

このページをご覧頂いているのは、肺の小細胞がん(小細胞癌)と診断された患者様や、ご家族・ご親戚・ご友人など大切な方が肺の小細胞がん(小細胞癌)と診断された方だと思います

これから肺の小細胞がん(小細胞癌)の治療を受ける方や現在治療中の方もいらっしゃるでしょうし、肺の小細胞がん(小細胞癌)の手術を行ったが再発や転移が不安だという方もいらっしゃるかもしれません。

進行した肺の小細胞がん(小細胞癌)のため手術適応とならない方や、手術後に放射線治療や抗がん剤の治療など積極的治療を行ってきたが、治療の甲斐なく肺の小細胞がん(小細胞癌)の病状進行を抑えることができず医師から辛い宣告をされた方もいらっしゃることでしょう。

肺の小細胞がん(小細胞癌)の治療を行う際には治療をする事が第一に優先され、人間の尊厳を重視しQOL(生活の質)を重視することや患者不在の治療にならないよう注意することが忘れられがちです。

当院では患者様主体の肺の小細胞がん(小細胞癌)治療を目指しています

そのため肺の小細胞がん(小細胞癌)の治療においては体への負担をかけずにがんの進行を抑え、痛みなどの症状を緩和し、抗がん剤等の副作用を軽減することでQOL改善・予後改善をはかるため積極的に代替療法・統合医療を実践しておりますメール相談は無料です。お気軽にご相談ください。

肺小細胞がん(肺小細胞癌)とは?

肺がんの組織学的分類(顕微鏡で見たときの形態分類)は多様であるという特徴を持っており、さまざまな種類の癌が存在します。

しかし、肺癌の90%以上は腺がん(腺癌)扁平上皮がん(扁平上皮癌)大細胞がん(大細胞癌)小細胞がん(小細胞癌)の4大組織型で占められています。

肺がんのうち小細胞肺がん(小細胞肺癌)は、腺癌や扁平上皮癌等についで発生頻度が高いタイプのがんです。

肺の中枢の気管支に発生する肺門型(中心型)肺がんと呼ばれるがんの頻度が高くなります。そのため早期には通常の胸部X線検査で発見されにくいがんになります。

小細胞肺がん(小細胞肺癌)は顕微鏡で見ると比較的小さな癌細胞からなり、細胞の形が燕麦(えんばく)のようにみえるため別名、燕麦細胞がんとも呼ばれることがあります。

小細胞肺癌は、進行が極めて早く、脳やリンパ節、肝臓、骨、副腎などに転移しやすい悪性度の高い癌であり、発見時に既に全身に広がっている例が多い特徴を持ちます。

その一方で、他の組織型の肺がんと異なり、抗がん剤や放射線療法が効きやすい(効く=治るではありません。一時的な縮小や進行を抑えることを効くとします)といえます。

肺小細胞がん(肺小細胞癌)の症状

小細胞肺がん(小細胞肺癌)は肺門型がんが多いため、ある程度進行すると咳や血痰などの症状が現れるようになります。

さらに進行した場合には喘鳴(ぜいめい)、息切れなどを起こすことがあります。さらに胸壁や胸膜に浸潤した場合には胸椎が溜まってきたり(胸水貯留)、胸部痛や呼吸困難が見られることがあります。

時には、神経が侵されることにより腕の痛みやしびれ、胸や肩の痛み、顔面や上肢の浮腫などが見られることもあります。

生活習慣を見直すことが大切

肺がん発症のメカニズムはまだ不明な点も多く、十分に解明はされていませんが、喫煙は明らかな危険因子です。

特に小細胞肺がん(小細胞肺癌)は喫煙と関係が高いと考えられています。

一般に喫煙指数(1日の喫煙本数と喫煙年数をかけあわせた数値)が600以上の人は、肺癌になるリスクが高いといわれています。また、毎日喫煙する人の肺癌になるリスクは非喫煙者と比較して4~5倍、さらに喫煙開始年齢が低いほど肺がんになるリスクが高くなり20歳前に喫煙を開始した場合には非喫煙者の実に6倍もリスクが高くなるというデータもあります。

一般に10年間禁煙した場合には肺癌に罹患するリスクは1/3~1/2までに減少します。今からでは遅いということはありません。すぐにでも喫煙習慣を見直して頂ければと思います。