肺がん情報

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肺癌のステージ、手術、治療、転移について

肺癌でもQOL(生活の質)を維持するために 肺癌治療の第一歩は正しい現状把握から このページをご覧頂いているのは、肺がんと診断された患者様や、ご家族・ご親戚・ご友人など大切な方が肺がんと診断された方だと思います。 これから肺癌の治療を受ける方や現在治療中の方や一通り肺癌治療を行ったが再発や転移が不安だという方もいらっしゃるかもしれません。 進行肺癌のため手術適応とならない方や、手術後に放射線治療や […]

肺がんの特徴と発生原因

肺癌の特徴 肺癌の原因 近年肺癌患者数は著しく増加しています。 日本人男性のがんによる死因の第一位は長らく胃がんでしたが、1993年に肺癌の死亡数が胃がんの死亡数を抜き第一位となりました。女性の場合は大腸がんに続いて第2位になっています。※2015年時点のデータ 肺癌死亡数は増加の一途を辿っており、2015年の年間死亡者数は約7万7千人です。そのうち男性が約5万5千人で、女性は約2万2千人となって […]

肺癌のステージと生存率・余命

肺癌の進行度(ステージ) 肺癌の進行度(ステージ)は治療方針を左右します。 肺癌の進行度は、がんの進展度と転移の状況で決まり、以下の3要素を組み合わせて潜伏がん、0、IA、IB、IIA、IIB、IIIA、IIIB、IVの8段階に分類されます。 小細胞がん(肺がんのうち肺腺がん、肺扁平上皮がん、大細胞がん以外)に関しては、極めて進行が速いため一般の分類とは別に治療上の観点から、限局型と進展型の2つの […]

肺癌の再発/肺がんの遠隔転移

肺癌の再発-肺癌の転移 肺癌は初回治療後に再発することがあります。また、肺癌の診断時点で既に肺内転移や肝臓転移、副腎転移、骨転移、脳転移など遠隔転移していることも珍しくありません。 特に、小細胞肺がん(小細胞肺癌)は極めて進行の早いタイプのがんであり、がんが見つかった時点で既に全身に転移していることが多いという特徴を持っています。 非小細胞肺がん(腺がん(腺癌)、扁平上皮がん(扁平上皮癌)など)も […]

肺がんの化学療法・抗がん剤治療

肺癌の治療法-肺癌の化学療法(抗がん剤治療) 肺癌の抗がん剤治療はどのような時に行われるのか 肺癌は進行すると周囲のリンパ節に転移し、さらに血流にのって反対側の肺や副腎、肝臓、骨、脳などに転移します。 肺癌の転移の可能性が極めて低い局所にとどまった癌である場合には手術や放射線療法による治療を行います。 しかし、リンパ節に転移があった場合や、転移は無くとも再発の危険が高いと判断された場合には抗がん剤 […]

肺癌の放射線療法・ガンマナイフ

肺癌の放射線療法 放射線治療とは? 放射線療法は放射性物質から出るγ線や大型の加速器により人工的に作り出したX線などをがん細胞に照射することによって、がん細胞に損傷を与え、がん細胞を死滅させる治療法です。基本的に放射線が照射された範囲にだけ治療効果が及びます。 放射線療法は手術と同様に局所療法であるため肺癌の大きさが小さく、腫瘍が一部分に限られている場合には有効ですが、転移が拡がっている場合などに […]

肺癌の手術・術後補助化学療法・術後放射線治療

肺癌の手術療法 肺癌の手術の目的は2通りある 肺癌の治療において手術(外科)療法の目標とするものは大きく分けて2通りあります。 ひとつ目は、がん細胞を全て取りきれたと判断できる手術(根治手術)を行うことであり、がんを取りきる事ができた場合には肺癌が治る可能性が高まります。 ふたつ目は、肺癌を治すことはできないが、肺癌によって発生した症状を取り除くことで患者さんの苦痛をやわらげたり、あるいは延命を目 […]

肺癌の組織診・細胞診(生検)

肺癌の検査-組織診・細胞診(生検) がん細胞があることを確認する確定診断 胸部X線検査や胸部CT検査などの検査により肺癌の疑いが強いと判断された場合、病変から細胞や組織を採取して、がん細胞があるかを顕微鏡で確認します。 肺癌の最終的な判定を行う方法には、細胞診と組織診の2種類があります。細胞や組織の一部を採取して調べるこれらの検査を生検(バイオプシー)といいます。細胞診には喀痰細胞診や擦過細胞診、 […]

肺癌の血液検査・腫瘍マーカー

肺がん(肺癌)の血液検査(腫瘍マーカー) 肺がん(肺癌)の腫瘍マーカーの利点・欠点 腫瘍マーカーは正常な細胞からも多少はつくられますが、がん細胞から特に多くつくりだされるたんぱく質や酵素で、がん(癌)の有無や種類、進行状態を示す指標となります。腫瘍マーカーの検査は、一般に血液を採取するだけで用意に検査できるため広く普及しています。また、腫瘍マーカーの数も50を超えるまでになっています。 肺がん(肺 […]

肺癌の画像検査-レントゲン、CT、PET-CTなど

肺癌の画像検査-肺癌の疑いを判断する検査 肺癌の画像検査-胸部単純X線検査(レントゲン検査) 胸部単純X線検査は一般にレントゲン検査と呼ばれている検査で、X線(レントゲン)を用いて身体の内部を濃淡(影)として写し出し、その結果をもとに臓器や組織の影を読み取ります。胸部X線検査は、自覚症状が現れにくい肺野部に発生する肺癌の早期発見に有効な手段となります。 胸部X線検査では、肺だけではなく心臓や胸膜、 […]